育休取得までの私について(社会人編)

育休前

こんにちは、育休パパペンギンです。

今回は「育休取得までの私について(社会人編)」ということで、社会人になってからの私について書いていこうと思います。

考え方は関わってきた人たちに大きく影響を受けると思います。それは育児に関する考え方も同様です。

社会人になってから、どんな人と関わってきたのかを中心に書いていこうと思います。

研修期間

某メーカーに入社した私ですが、初めの約半年は営業研修でした。

ちなみに、9割男性1割女性という環境で、その1割の女性も30代前半くらいまでの未婚もしくは子どものいない女性でした。女性の少ない”The 男社会”という環境でした。

朝から晩まで営業し、先輩たちと飲んで帰宅するのは早くて22時、遅いと夜中の1時近くという生活が続きました。大変ではありましたが、先輩たちがおせっかいなほど面倒を見てくれたので、何とか乗り切ることができました。

ですが、「こんな生活ずっと続けれるのか?」と思い、ある時、子どものいる30代の先輩に「ぶっちゃけ大変じゃないですか、この生活?奥さんとかお子さんと過ごせる時間も短いですよね?」と聞いたことがあります。

先輩は「いやー、もう慣れちゃったからねー。嫁ももう諦めてるよ。」「子どもとは週末は少し遊んでるけど、平日の疲れをとるのが最優先、って感じ。あんまり子どもと遊べてない。仕事優先、しゃーないよ。」と、疲れた顔で言っていました。

まだ20代だったこともあり、この時はまだ「社会人辛いなー」くらいにしか思っていませんでした。

工場での仕事

約半年の研修期間が終わり、希望していた工場の総務部に配属されました。

相変わらず、9割男性1割女性という環境でしたが、女性は年齢層も幅広く、お子さんもいる方もいらっしゃいました。

営業研修とは異なり、工場は繁忙期こそ忙しくて残業が続くこともありましたが、繁忙期でなければ平均的に19時くらいには帰宅することができていました。ワークライフバランスをとりやすい職場であったと思います。

まだ新入社員ということもあり、早く先輩たちに追いつこうと平日は家に帰ってから資格の勉強、土日もどちらか1日は勉強という日々を過ごしていました。(土日のもう一方の日は友人や彼女と遊んでました、ちゃんと。笑)

営業研修時代は本当に時間がなくて勉強しようという気が起きませんでしたが、新たな知識を得ることは好きだったので、時間ができたことで勉強にはまった時期でした。周りの方たちも勉強熱心な方が多く、その影響もあったと思います。(ここで得た知識はその後の仕事に大いに役に立ちました。)

そんな生活を1年半ほど続けたころ、同じ部署に女性の先輩が育休から復職してきました。

その方に私の担当業務を引き継ぐことになったこともあり、密にコミュニケーションをとるようになりました。プライベートの相談もよくするくらい仲良くなり、初めて他人から育児の話を聞く、という経験をしたのもこの先輩からでした。

繁忙期に仕事をしている時、ふと「お子さんもいるのに、こんな忙しいと大変ですよね?」と聞いてみたところ、

「大変だけど、子どもと遊べる時間を死守するために、頑張って早く終わらせて帰る!君も子どもができたらそうするのよ。」と、明るい顔で言っていました。その後、本当にあっという間に仕事を終わらせて帰っていきました。

その時、営業研修でお世話になった先輩のことを思い出し、「対照的だな」と思ったのをよく覚えています。働いている環境が違うので単純に比較してはいけないなと思いましたが、

「自分はこの先輩のように、仕事も家庭も大事にして頑張っていきたいな」と強く思いました。

その後もこの先輩からは、本当にいろいろなことを教わりました。

本社での仕事

工場で丸3年間過ごしたあとは、本社の人事系の部署に異動となりました。女性7割、男性3割と女性の多い職場でした。また、結婚している・していない、お子さんがいる・いない、年齢も20代~50代と、多様性のある職場でした。

その頃まだ私は20代半ばということもあり、職場では一番年齢が若く、“お姉さま方”に可愛がっていただけました。

本社ということもあって、工場にいた時よりも忙しく、繁忙期は0時まで仕事をしなければいけない状況でしたが、チームみんなで励ましあいながら仕事をしていたので、そこまで辛さは感じませんでした。(繁忙期が過ぎると上司も「どんどん休んで」と言ってくれたので、休みやすい環境でもありました。)

残業していると“お姉さま方”から、結婚観、子育て、キャリア、いろいろな話を聞くことができました。

皆さんに共通していたのは、

プライベートを大事にする

ということでした。

結婚して子どもがいる方は子どもとの時間を、単身の方は推し活(当時は推し活という言葉は無かったと思いますが。笑)の時間を、なんと確保するために仕事を頑張って休みを確保していました。

もちろん仕事を疎かにする人はいませんでしたが、皆さん共通して優先順位は プライベート>仕事 でした。

ワークライフバランスって、こういうことだよな。」そう思いました。(仕事の方を優先する人を否定する意図はないです。あくまでも私はそう思ってと捉えてください。)

まとめ

その後、本社で別部署に異動し、そこで3年半働いた後、私は育休をとることになります。

育休直前の部署の話はまたの機会にブログに書きたいと思いますが、

入社から研修→工場→本社と異動してきて、そこで関わった人たちから学んだことは、

育児は仕事を犠牲にしてするものではない。

仕事も育児を犠牲にしてするものではない。

一時的にはどちらかを犠牲にする瞬間もあるのかもしれません。

ですが、人生を歩んでいく上では、私はどちらも犠牲にせず、「バランス」をとっていきたいなと思いました。どちらかが犠牲になるような状況は無理をしている状況で、それはしたくないなと思いました。

今振り返って考えても、この考え方は間違っていないなと思っています。(研修時代の先輩含め)関わってくれた人たちのおかげです。ほんと感謝!

今回は以上です。次回は妻との「結婚生活編」を書いていこうと思います。その後、いよいよ妻の妊娠から育休の話をしていければと思います。

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